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BEのぶ

  • Author:BEのぶ
  • 自称「ブログエッセイスト」ことBEのぶです。
    昭和史をライフワークにしていますが、平成ももうすぐ30年経ち、昭和が遠い過去になりつつあります。
    昭和も遺産・遺物を探れば立派な「考古学」となります。題して「昭和考古学」。ジャンルは遊郭・赤線跡から鉄道、そしてすっかり忘れ去られた歴史を掘る「昭和の考古学者」として、昭和の名残りを通して考察する旅を続けています。

    基本は標準語で書きますが、エッセイは大阪弁で書いていきます。

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■■■たかがトーチカ、されどトーチカ

以前、

「ロシア語勉強します!」

と高々に宣言したBJのぶです。
しばらく何の音沙汰もないさかい、もう飽きたんやろ?と思われるかもしれへんけど、確かに飽き症ではあります(笑
せやけど、12年もの「準備期間」を経て始めたもの、一度動き出したら、いやー止まりません。
ロシア語なんか日本の一般人(?)はなかなかやる気がせーへんと思うし、何より日露戦争から、いや終戦間際のソ連の騙し討ちで日本人の奥底には根深いロシア不信が残っとることは確か。
みんな、「日本の隣国」と言うたら、韓国とか中国、あるいは台湾とかを思い浮かべる人が多いけど、あのー、ロシアも立派な「お隣さん」なんですけどね~。
大阪から、「お隣」のはずの中国の上海との距離より、ロシアのウラジオストクの方が距離が近いんですけどね。
せやけど、「近いけどはるかなるロシア」なのが日本人の一般的な感覚のはずです。

おまけに、言語的に見ても「ロシア語は難しい」という先入観も根深い。
まあ実際にやってみたら、確かに骨が折れる言語でもあります。言語学じゃ「親戚」な英語とはある意味全く違います。
俺はロシア語を勉強する前に色んな言語をつまみ食いして、10年以上をかけて「ロシア語を勉強する体力」をつけたから、いざ勉強してみたらけっこうスイスイきたものの、外国語を英語しか知らんかったら、こりゃ言語の迷宮に迷い込んだ感じやと思います。少なくても「英語の親戚」とナメてかかるととんだカウンターパンチを食らうと思います。

せやけど、それだけに面白いことも確かです。
ロシア語って、一言で言うたら
「昔のヨーロッパの言語の『灰汁(あく)』が残ってる」
という感じです。
その『灰汁』とやらが何かは今回は書くのを控えるけど、『灰汁』をヒーハー言いながら我慢して呑み込んでいると、英語って実にシンプルにできてるよな、と感じたりもします。
厳密に言うと、英語も1000年前は、我々日本人から見ると文法は今のロシア語よりはるかに複雑怪奇、日本語の古文もそうやけど、
「これって同じ英語なのか?」
というくらい違います。
ヨーロッパのはるか北側、というか欧州というより北極に片足以上突っ込んだアイスランドという国があります。そこで話されとる言語はそのままアイスランド語なんやけど、その言語、1000年前のゲルマン系の言語、つまり英語や北欧の言葉がタイムカプセルのように残ってると言われとります。
つまり、今のアイスランド語を見たら「英語の古文」がどんなもんかわかるということらしい。
ホンマかどうかはさておき、仮に1000年前のイギリス人が現代にタイムスリップしてきたら、今のイギリス人とは全く会話が出来へんけど、アイスランド人やったら日常会話くらいならコミュニケーション取れるやろう、というくらい近いといいます。
まあ逆に言うと、文法がとんでもなく複雑怪奇、言語界の伏魔殿・・・とは言い過ぎやけど、少なくても現代英語の文法が昔と同じなら、英語嫌いが今の数千倍に増えて・・・いや、英語を苦に自殺者まで出てたかも!?
その複雑怪奇な文法が、時代という荒波に揉まれて、殻がツルツルになった貝の如く「シンプル」になっちゃったのです。英語が今の英語にかなり近くなったんは、だいたいシェイクスピアが活躍しとった時代(日本じゃ秀吉~関が原~江戸幕府成立の頃)です。シェイクスピアの有名な『ロミオとジュリエット』の台本を当時の英語で見ても、「ちょっと綴りがおかしいよな?(例えば、「眠る」の"sleep"が"sleepe"になっとるとか)」くらいで、現代英語の知識だけで見てもちょっと違和感があるくらいやさかい。
そして、リアルタイムに生きてる我々にはわずかしかわからへんけど、英語は今でも文法や発音など、徐々に変化をさせながら生きています。まるで生き物のように。
というわけで、英語じゃとっくの昔に抜けてしもた『灰汁』が、ロシア語にゃまだ残っとるということなんですわ。そこがロシア語を複雑にしとる所と言うてもええと思います。
まあ、お隣のポーランド語やチェコ語はもっとややこしい、ということを小耳にはしとるんですけどね・・・。ロシア語でもヒーハーものやのに、もうこれ以上文法ノイローゼにさせんといてくれ(笑


* * *
そのロシア語の勉強のために、通勤や帰宅後にロシアのラジオを聞いとります。
21世紀のネット万能時代、クリック一つ、アプリ一つで「近くて遠い国」のラジオがリアルタイムで聞けるのは、20年前じゃ信じられへんかったことですわな。
その20年前、短波ラジオを持って家のベランダに立ち、激しいノイズの隙間にかすかに聞こえる外国語に興奮しとったあの時は何やったんやろか?と思えるくらいです。30代後半以上の人は、これに心のなかで「激しく同意」ボタンを連射しとるかもしれませんな(笑
今のネットなんか、ノイズもへったくれもない。まあそれはそれで嬉しい限りやけど、悪く言うと味気がない。人間ってわがままなもんですわ。


で、ロシアのラジオを聞いとったら、ある言葉が耳に入ります。
それは、

トーチカルー

という言葉。
数分に一回・・・と言ったら言い過ぎやけど、けっこう頻繁に耳にするんですよね。時間帯によってはトーチカルトーチカルーとやたらうるさい時もある(笑
何や、この「トーチカルー」は???
いったん疑問に思ったら夜も眠れない調べ魔BJのぶ、この謎の言葉、トーチカルーを推理してみました。

ロシア語は、いざ勉強してみたら、リスニングは意外にそんなに難しくあらへんような気がします。
あ、いや、あくまで俺の「気がする」だけやさかい統計を取ったわけでもなんんやけど、音節ごとの発音がはっきりしとるんか、耳に易しいかなとラジオを聞いてて感じとります。
せやさかい、「トーチカルー」は俺の耳の間違いとは思えん。

せやけど、ヒントは意外なところ、というか思ってもないところからやって来るもんです。
今から1000年くらい前、中国に欧陽脩(おうようしゅう)という詩人がおりました。
漢詩や中国史に詳しい人やったら、この名前にピンと来たら110番・・・やのーて、あああの人ねというくらいの知名度やけど、欧陽脩は「初めて日本刀を手にした中国の著名人」とも言われとって、『日本刀歌』っちゅー詩も残しとります。
せやけど、この人が日本のインテリ(?)に有名たらしめとるんは、「三上」というのを残したこと。
「三上」とは、アイデアなんかの良い考えが浮かぶ状況のことを記したもんで、彼によると、

馬上

枕上

厠上


が良いアイデアが浮かぶそうです。
これ、どこかで聞いたことがあると思います。
まあ、「馬上」「枕上」「厠上」がどこかは、まあ我々も日本人やさかい漢字を見たらだいたい想像できますわな。
せやけど、敢えて現代風に訳したら、

●馬上:電車や車の中。つまり通勤や車の運転中など

●枕上:布団やベッドの中。
ノーベル賞を取った湯川秀樹が寝床で中間子の理論を思いついたんは有名なエピソードですわな。
また、イギリスの詩人のスコットは、「思い悩んだら寝ろ。朝七時には解決している」という言葉を残しとるけど、これも「枕上」の一つやと思います。
ん?誰や、「枕上」と書いて「夜の営みの最中」なんて想像したんは(笑

●厠上:トイレで出そう、出そうと気張ってる時のことですわな(笑



ってことです。
誰しも一回くらい、「馬上」「枕上」「厠上」でポンとアイデアが浮かんだことがあると思うけど、この「三上」を逆読みしたら、何か考え事をするときは通勤時間や寝る前(または朝起きた時)、トイレの中なんかがええんやで~、ってことを語ってると思います。

で、なんでロシア語やのに中国の詩人のことを書いたんかというたら、この「トーチカルー」の謎を解くヒントが「馬上」でピンと浮かんだからやったりします。
休みの日に昼飯を食おうと、車を運転しながら適当なファミレスなんかを物色中に、普段から「トーチカルー」を考えとったせいか、急に「ひらめいた!」。

「『トーチカルー』の『トーチカ』って、あのトーチカちゃうんか?」

まるで、日本が古き良き時代にテレビでやっとった「あばれはっちゃく」のあれでした。ってこんなこと書いたら世代がバレそうやけど(笑

それにしても、「あのトーチカ」って一体何ぞや?

トーチカって軍事用語の一種なんやけど、近代戦で弾除けなどのために鉄筋コンクリートで作った要塞陣地のことであります。
せやけど、軍事に詳しい人以外は、トーチカっても何かイメージがつかんと思います。
これはブログの利器、百聞は一見に如かずで画像をどうぞ(笑

トーチカ

日露戦争の旅順攻略の時、乃木将軍率いる第三軍が、コンクリートの壁から撃ってくるロシア軍にえらい苦しめられたことが映画なんかでよく出てくるけど、それがトーチカですわ。
そのトーチカが元々がロシア語から来たってことは知識として頭の片隅にあったわけなんやけど、この見るもいかついトーチカと、ラジオで頻発される「トーチカルー」が何の因果関係があるんか?まさかロシアは戦争のためにトーチカを国中に作っとるんやあるまいな?(笑

で、「トーチカ」の元になったロシア語を、辞書で調べてみました。

トーチカは”точка”って書くんやけど、辞書によると意味は「点」っちゅーことらしい。
ふーむ、点ね・・・。いまいちピンときません。
しかし、辞書にはもう一つ、意味が書かれとりました。それは「ピリオド」。
要するに「.」のことやけど、これでさすがに「ひらめいた!」ならぬ「わかった!」と。

つまり、「トーチカルー」とは・・・。


.ru

のことやったんですわ。.ruは説明不要やけど、ネットのロシアの国ドメインね。
我らが日本国のは、これまた書くまでもない”.jp”やけど、「ドットジェーピー」って読むさかい、てっきりこの読み方は世界共通やという、何の根拠もあらへん先入観がありました。この先入観が邪魔をしとったということで。
まとめたら、ラジオでやたら出てくる「トーチカルー」は、たぶん番組のHPのアドレスかメルアドなんかを言ってたんやろうと。
たかがトーチカでこれだけ思考が回り回ったわけなんやけど、調べてみたら実に他愛もない(笑

せやけど、たかがトーチカでこれだけ暇つぶし・・・もとい「思考の遊び」が出来るんも、ロシア語勉強しとるおかげやなと。
何にしろ、これでぐっすり寝れそうですわ(笑



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