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BEのぶ

  • Author:BEのぶ
  • 自称「ブログエッセイスト」ことBEのぶです。
    昭和史をライフワークにしていますが、平成ももうすぐ30年経ち、昭和が遠い過去になりつつあります。
    昭和も遺産・遺物を探れば立派な「考古学」となります。題して「昭和考古学」。ジャンルは遊郭・赤線跡から鉄道、そしてすっかり忘れ去られた歴史を掘る「昭和の考古学者」として、昭和の名残りを通して考察する旅を続けています。

    基本は標準語で書きますが、エッセイは大阪弁で書いていきます。

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■■■夢の国

俺は1年半くらい世界中を放浪しとって20代はほとんど海外におったせいか、海外の話を熱っぽく話しとったらまず3つの質問をされます。

まず一つ目は、

「何カ国くらい行ったんですか?」

いや~、わかりません(笑
というか、自分が何カ国行ったかなんて特に興味なかったりして。特に数えたこともないと思います。
行った国の数で軍隊の階級をつけられたら俺なんて世界ランキングで言えばやっと軍曹ってとこですわ、世界は広いんです。
それに、そもそも海外で何を見てきたのか、それを見て何を感じたのか、そしてそれが自分の人生にどんな影響を与えているのか、それがいちばん重要であって、「俺は100カ国行った」って行った国数を自慢するのがおるけど、「で、そんなけ行ってそんなことしか学んでこえへんかったんかいな?」と自慢が滑稽に見えたりします。行った国だけで判断されて王侯貴族になれるんやったら、今すぐ仕事辞めて全部の国へ行ってまいますわ~。
金だ?言葉だ?そんなものどうにかなりますって、これは旅した人生での経験則であります。
そして、そんな旅をしたら今度は日本には二度と帰って来えへんやろな。
日本人というのは捨てるつもりはないんやけど、ちゅーか30年以上日本人やってて今更アメリカ人にはなられへんわ(笑

そして2つ目。

「どこが面白かったですか?」

うーん、これほど答えにくい質問はありまへん(笑
どこも、ええ意味でも悪い意味でも面白かったし思い出もあるし、やっぱし異国の体験はどこも捨てがたいもんです。
おまけに、ボスニア・ヘルツェゴヴィナとかグルジアって答えても「は?」って返ってくるだけやし(笑
せやさかい、俺はいつもこう答えとります。

「どこも良かったですよ。シンガポール以外は」

シンガポール・・・正直ここだけは好きになれませんでした。
なんか魅力がないというか何というか、多民族国家やけどマレーシアのクアラルンプルみたいに民族バランスが整ってへんし(シンガポールは中国系がほとんど)、街も清潔でサービスが行き届いてるけど、隅から隅まで届きすぎて逆に面白みがあらへん。何もかもがガッシリ固まりすぎて無個性な感じがしました。
隣のマレーシアはなんか人間的な泥臭さ、人間が住んでるな~という体温を感じたけど、シンガポールにはそれがありませんでした。国境越えてマレーシアに着いた時は何故かホッとしたさかい、余計にそう思います。
そして何より、「タバコが吸われへん」これは喫煙者の俺には非常に大きい。嫌煙者にゃ万歳三唱したいくらいの天国やろーけど(笑
なんでいちいちタバコ吸うのに国境越えなあかんねん!という煩わしさ。
シンガポールファンな方は異議を唱えるやろーけど、やっぱ国にも相性ってのがあるんやと思います。中国は「好き・嫌い」で言うと迷うことなく好きやけど中には嫌いな方もおるはず。アクが強い国やさかい余計に。俺はシンガポールはアクがなさすぎっちゅー意味で相性が合わんかったよーですわ。
強いて言うたら、ダシを取り忘れてなんだか水っぽい味噌汁みたいな感じです(笑

* * *
で、もう一つよく質問されることが、

「次はどこに行きたいですか?」

この質問に対しては、もう答えが用意されとるさかい迷いもなくこう答えとります。

「ウズベキスタンです」

そんなこと言うと、たいていの人は口をポカンと開けて、次は「何それ?」というような顔をする(笑
ドラクエ風に言うと、
「○○はあたまがこんらんしている」
という感じでしょうか。
ウズベキスタン…そんな国あったの?という反応する人がふつうかも知れませんな。

「ああ、ウズベキスタンね~」
とすぐ反応する人はなかなかの通、「ああ、わたしも行きたい~♪」という人は変わり者と認む(笑)
(ウズベキスタンなんて行きたいとも思わへんやろう、たぶん)
せやけど、ウズベキスタンを知らんいうても恥ずかしいことやありません。日本で日常生活ではまず出てこえへんし、必要もないし、「ウズベキスタン」という国自体長く古くからある国やないからです。
かと言うて、歴史がないということでもありません。
なぜならば、ウズベキスタンはシルクロードの要衝であり東西民族の交差点でもあった中央アジアの要衝やったからです。
「シルクロード」言うたら日本人のほとんどが「おお!」と身を乗り出すくらいの興奮を覚えることでしょう。それくらいシルクロードって日本人幾千年のDNAに刻み込まれた「THE 異国」やさかいにな~。
せやけど、それに興奮を覚えるんは日本人だけなんか、中国人にそれを言うても「あの砂漠のどこがええのん?」と不思議そうな顔をされます。砂漠って日本人に馴染みがないからこそ異国情緒の代名詞みたいになっとるけど、砂漠が身近な人にとっちゃ「あんなの」扱いされてまうんは仕方ないと思います。

ウズベキスタンはウズベキスタンでも、特に行きたいんが

サマルカンド・ブハラ・ヒヴァ

という都市。
「ウズベキスタン3点セット」のような有名なところやけど、昔からこの「3点セット」は「中央アジアの3粒の真珠」と呼ばれた繁栄を誇った都市でもあって、シルクロードの重要な貿易都市でもありました。
1000年以上前にサマルカンドを訪れた人がいます。
それは『西遊記』でお馴染みの玄奘三蔵(三蔵法師)です。彼はインドへの旅の途中に、「颯秣建国」って書いたサマルカンドを訪れて、

颯秣建国は土地は肥沃で木立はこんもりとし、花・果物はよく茂っている。
気候は温和ですべての胡国はここを中心としている。

『大唐西域記 巻一 颯秣建国』



と記しとります。
「胡国」とは中国風の「外国」のことで、特に唐の長安より西(または西北)の異民族をすべて「胡」って表現をしとりました。
さて、突然ですがここでクエスチョンです。

胡椒、胡瓜、胡桃、胡麻

この言葉の共通点は何でしょう?
正解はすべて「胡」が入ってるということ。要するにコショウもキュウリもクルミもゴマもすべて「胡」、つまりシルクロードを通って西から伝わった食べ物ってことなんですわ。
「胡」が唐の時代の中国に与えた影響はものすごいもので、特に音楽はいまの中国音楽って「胡」の音楽ちゃうのん?というくらい、今でもその影響は残っとります。だいいち「中国の民族楽器」ってもほとんどは「胡」から来たもんやし。
ちなみに、日本の琵琶もインドから「胡」を経由して日本に伝わったもんです。
当時の長安では「韓流」ならぬ「胡流」が起こって、女性のファッションに「胡」のデザインが大流行したと記録にあります。
かの楊貴妃は「胡」の戦闘服、つまりパンツルックにロングブーツを履いて馬に乗ったと言われとって、この服装も女性の間で流行ったとか。
(「胡」の女性の普段着は、今も昔も今でいうワンピース)
ある作家は壁画に残されとる当時の女性の「胡服ファッション」を見て「今渋谷や原宿を胡服で歩いててもほとんど違和感がない」と言っとります。
そんな「胡」の「中心」と言われたサマルカンド、もし孫悟空が現実におったらサマルカンドを訪れとったことにもなって、三蔵法師と一緒に「胡国」の姿を見てたんやろな~。

で、ちょっと気になったことなんやけど、サマルカンドの漢文表記の「颯秣建」、サマルカンドの音読にゃ間違いないんやけど、これがどう「サマルカンド」になるんか?
今の中国語(北京語)読みしたら「サーモーチエン」。まあ近いけどちょっと遠い・・・そんな感じです。
せやけど、これを同じ中国語でも方言で読んでみたら・・・

潮州語:サッマーキアン
※潮州語って広東省東部の潮州やスワトウで話されとる福建語系統の方言でやんす

客家語:サッ(プ)マッキエン
※「客家」は「きゃくか」やなくて「はっか」と読みます

広東語:サーマッキン

ついでに日本語の音読み:そうまつけん(?)



日本語はおまけやさかいさておき、だいぶ「サマルカンド」に近づいとることでしょう。
何でこんな方言を選んだかというたら、客家語と広東語って大昔、特に唐の時代の中国語の発音を残しとるって言われとって、客家語・広東語や福建語(台湾語も含む)の発音で漢字を読んでみたら、今の日本語の音読みに非常によー似とることがあります。つまり三蔵法師が生きてた時の中国語の発音が、全部ちゃうけど方言に断片的に残ってるっちゅーことで。
ふと「颯秣建」を広東語で読んでみたらどないなるんやろ?って調べてみたら、俺の予想どおり北京語よりかは近い。

ちなみに、中国広東省に留学しとった20歳過ぎの頃、唐詩を北京語やのーて広東語で読んでたらある法則に気づきました。
唐詩って五言絶句とか七言律詩とかあるけど、全部が全部やないものの末尾の音が韻を踏んどったんです。簡単に言うと詩のそれぞれ最後の漢字の音が全部同じで、読まんかったらただの文字やけど、音に、それも広東語で出してみたら全部同じ発音になっとるっちゅーこと。
そして、客家人(中国でも「中国のユダヤ人」こと客家人は北方じゃほとんど会えへんけど、広東省にゃそこらへんにゴロゴロおります)を捕まえて客家語で唐詩を読んでもらっても、やっぱ同じ法則。
中国の学生に言っても「これは知りませんでした!」と。
これは現代中国語で読んでもわからんこと、「これは大発見や!」と喜び勇んで「同級生」やった某大学院中国文学研究科(?)在籍中&留学中の人に言ったら!
「そんなの常識ですよ。日本じゃ昔から指摘されてます」
と無表情で言い放たれてしまいました。
「大発見」が何とある世界じゃ「常識」やったとは・・・ちゅーかそんな冷たく言わんでええやんか~。
そん時の俺は _| ̄|○ ←こんな感じでした(笑

まあそれはさておき、
同じサマルカンドでも、今のサマルカンドは三蔵法師が訪れたサマルカンドやないんです、残念ながら。
「颯秣建」はずっと後のジンギスカン自ら率いたモンゴル軍によって木っ端微塵に破壊されて、5万とも7万とも言われた住民は皆殺し、今は「夏草や兵どもが夢の跡」と遺跡として残ってるだけです。
今のサマルカンドはティムールという人が作った帝国の首都として栄えた「新サマルカンド」やったりします。
せやけど、その「新」なサマルカンドが素晴らしいんです!

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サマルカンドの代表的な光景やけど、この広場がこの世のものとは思われへんくらいすごいらしい。
ペルシャことイランをウロウロしとった時のこと。
中央アジアを渡ってきた日本人の猛者と出会ったんやけど、イランの芸術的なモスクの数々を見て一言。
「ウズベキスタンのモスクに比べたら全然大したことない」
美的センスゼロどころかマイナスの俺から見ても、イランのモスクは青いタイルをふんだんに使って色彩豊か、こりゃ世界一やと感激ひとしおやったのに、「大したことない」とはこれは是非見てみなければ。
猛者氏も「ウズベキスタン最高!あそこは(俺が行った国の中で)世界一」
と何かと絶賛しとったんがやけに印象に残っとります。
というのが、そもそもの始まりでした。
そして、帰国後にあのNHKの名番組「シルクロード」のサマルカンド・ブハラ・ヒヴァを見て「これは行かねば!」と決心がついたわけです。まあ、それからはや10年以上なんやけど・・・。

12070903

イランのもそーやけど、ウズベキスタンのモスクはけっこう青々とした色彩のタイルがふんだんに使われとります。
これは中東の悪く言うたら色彩的に味気ないモスクと比べたら、もう眩しいくらいの「青」やったりします。
この青を
「サマルカンドブルー」
と言います。
サマルカンドは別名「青の都」と言われとって、このサマルカンド・ブルーが鮮やかに街のシンボルになっとるそーな。
うーん、写真を見たら余計に行きたくなってきた・・・。

俺が放浪しとった当時は、ウズベキスタンに行くには、「来るな」と言わんばかりにビザを取るのが非常にややこしくて、行きたくてもなかなか行けたもんやない国やったんやけど、今は日本人なら簡単にビザをくれる上に治安もかなり回復したさかい、昔と比べたらかなり行きやすい国になりました。
おまけにウズベキスタンの首都タシケントまで、成田空港から直行便まで飛んでる便利さ。
(昔は関空からもあったけど、なくなってしもたらしい)
サマルカンド、ブハラ、ヒヴァを見れたら、正直あとは死ぬだけ。
これだけ見れたらもう何も思い残すことはあらへんし、この3つを見た後で盗賊に襲われて殺されても文句は一切言いません。もちろん、「非業の死」でもちゃんと成仏できる自信ありまっせ(笑
他人から見たら「非業の死」でも本人は大満足やさかいにな~。
俺にとっちゃ「夢の国」いうたらディズニーランドやなくてウズベキスタン、「夢」言うほど遠くはないんやけど、今こんなことしとったら「ウズベキスタンは遠くになりにけり」になるさかい、ここはいっちょ頑張るか~。

まあ、新婚旅行で「ウズベキスタンに行く」なんて言うたら、嫁さんが「普通の人」やったらドン引きするに違いない。ヘタしたら成田離婚ならぬ関空離婚やろな。
「新婚旅行は是非ウズベキスタンへ」と言うてもドン引きせーへん嫁さん募集中なBJのぶでした(笑)

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2012/07/16   # 

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