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BEのぶ

  • Author:BEのぶ
  • 自称「ブログエッセイスト」ことBEのぶです。
    昭和史をライフワークにしていますが、平成ももうすぐ30年経ち、昭和が遠い過去になりつつあります。
    昭和も遺産・遺物を探れば立派な「考古学」となります。題して「昭和考古学」。ジャンルは遊郭・赤線跡から鉄道、そしてすっかり忘れ去られた歴史を掘る「昭和の考古学者」として、昭和の名残りを通して考察する旅を続けています。

    基本は標準語で書きますが、エッセイは大阪弁で書いていきます。

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■■■ちょっとは英語の勉強の足しになるような(?)トリビア

気づいたらもう12月、「師走」でっせ。つい数ヶ月前に「あけましておめでとうございます!」って言うとったはずやのに・・・
何か時の速さに年を感じるBJのぶです(汗


学校の英語って、学校の授業でトラウマになるくらい嫌になった人も多いと思いますけど、
(俺も受験英語で嫌気がさして遠ざけてたことがありました)
一つの言語として見たら非常に面白いです。
「言語にはその国・地域の歴史も詰まっている」
というのが俺の持論ですけど、英語ほどそれがわかりやすい言語はありません。
英語には、イギリスの歴史そのものが詰め込まれてると言っても過言やない。

英語は、言語学で見たらドイツ語の兄弟言語になるんやけど、
今の英語はフランス語の影響をかなり強く受けています。
フランス語を勉強すると、「やけに英語に似てるな!?」と思うことがありますが、
歴史的には「仏語が英語に似てる」やなくて、「英語が仏語に似てる」だったりします。
お隣同士なんでお互い影響を受けてるとも言えないこともないのですが、
西暦1066年の「ノルマン・コンクエスト」が英語に大きな変化をもたらしました。
「ノルマン・コンクエスト」って、簡単に言うとフランスがイギリスを攻めて植民地にしたこと。
これによって英語がフランス語に置き換えられ、英語が書き言葉としてはいったん絶滅してしまいますが、
結局、イギリスに「上流階級&書き言葉=フランス語」「下層階級の話し言葉=英語」という住み分けができました。
で、今財務大臣やっとる麻生太郎さんいわく、これがイギリス人のフランスに対する劣等感のよーな感じになっとるみたいで、麻生さんはそれを知っててよく突っつくみたいです。麻生さんも性格が悪い(笑

* * *
英語を勉強してて、または学校で習ったら、
「なんでこんな覚える単語が多いねん!?」
と思った人も多いことでしょう。
フランス語やスペイン語なら、700~800語くらい覚えたらで日常会話には困らんレベルになると言いますが、英語は2000語くらいは覚えないとあかんらしいです。
これは、元々英語にあった単語にフランス語が混ざった結果で、例えば、
「汗」だと"sweat"と"perspiration"という2つの単語があって、両方とも覚えないといけません。
これは、"sweat"が「ノルマン・コンクエスト前」(以下「前」)からあった単語で、"perspiration"が「ノルマン・コンクエスト後」(以下「後」)にフランスから入ってきたフランス語ってわけです。

あと、「牛」って"cow"、"ox"ですが、「牛肉」になったら"beef"になります。
これって何で?って考えたことないですか???
俺は気になって気になって仕方なかったんやけどな~。
これも、「牛」は「前」からあった単語で、「ビーフ」は「後」から入ってきたフランス語やから。
(※今でもフランス語で「牛肉」は「ビュフ」と言います)
これは、植民地になった「非征服者」のイギリス人が牛を生産する側、「征服者」のフランス人が牛肉を消費する側から分かれたとか何とか。
また、「犬」は"dog"ですが、「犬小屋」になったら"kennel"(ケネル)という、似ても似つかない単語になってまうけど、
これはフランス語の母親である「ラテン語」という言語から来たものです。
ちなみに、「犬小屋」はアメリカ英語ではそのまま"dog house"であります。
まあ、この方がしっくり来るわな~。

この英語古来の単語とフランスなどから入ってきた単語の違いは特にないのですが、
ニュアンスがちょっと違うみたいです。
日本語で言えば「やまと言葉」と中国から入ってきた「漢語」の違いみたいなもので、
例えば、「戻る」だったら"come back"と"return"がありますが、
「私は中国から戻ってきた」
だと、

I came back from China

I returned from China


がありますが、"come back"は英語古来の単語"return"はフランス語からの外来語
厳密に言うと両方とも正解。
でも、ニュアンスがちょっと違って、上が「私は中国から帰ってきた」に対して、下は「私は中国より帰還した」という感じになるそうです、日本語を研究してるイギリス人いわく。
「どっちも同じやん」と思うかもしれませんが、「中国より帰還した」は「中国から帰ってきた」よりちょっと表現が固くないですか?「帰還」って使ったら「格好つけんなよ!」って思うかも(笑
こういうことが実は英語にもあって、
英語古来の単語=インフォーマル、くだけた感じ
フランス語などの外来語=固い感じ
という感じだそうです。


あと、フランス語の影響は文法にも現れてきます。
学校の英語で思い出してもらいたいのですが、英語の比較表現って2つありましたよね?
"~er/~est”と”more(most)~”の2つですけど、
これは、前者が「前」からあった英語の比較表現、後者が「後」から入ってきたフランス語です。
事実、ヨーロッパの言語の比較表現を色々調べてみたら、

★形容詞の後に比較の語尾をつける(~er/~est型)
ドイツ語、オランダ語、スウェーデン語など (=ゲルマン語)


★形容詞の前に比較を表す特殊な単語を付け足す(more/most~型)
フランス語、スペイン語、イタリア語など (=ロマンス諸語)


とくっきり分かれました。
これも学校で習った英語の授業を思い出して欲しいのですが、英語の比較級で"more-/most-"を使う場合は単語の音節が3音節以上の形容詞がどうだのこうだの・・・
と習ったはずです。
これじゃ意味がわからん(笑
簡単に言ったら「やたら長い単語(形容詞)は"more-/most-"でいい」ってことで、
例えば、beautiful(美しい)、important(重要な)、expensive(値段が高い)はこの構文を使います。
さて、この単語の共通点は何でしょう?
答えは・・・全部フランス語から輸入された単語ということです!
ぶっちゃけ、-fulとかim-とかex-とかは、全~~部フランス語から入ってきた単語って思っていいです。最近作られた新語は別ですけど。

あと、英語じゃ複数形は単語の後に-s/-esをつけるのは中学校レベルですが、
これも実はフランス語からの影響だったりします。
つまり、フランス語とその兄弟言語のスペイン語も、英語と同じで複数形は-s/-esをつけるだけ。
ウソと思うなら自分で調べなさい(笑
ちなみに、イタリア語は「諸事情」によりちょっと違います。
あと、child(子供)が複数形になったら"children"になるけど、これが実は英語本来の複数形の形で、これは1000年前の英語の複数形が今のドイツ語などと同じ変化をしていたという残骸です。


あと、ヨーロッパの言語を勉強してたら、日本人にとったは必ずぶち当たる壁が「名詞に性別がある」ってこと。
男性名詞とか女性名詞とか、「何で言葉に男女があるねん!?」と思うでしょうが、それは理屈抜きで覚えましょう。もうひたすら覚えるしかない・・・。
ドイツ語やロシア語になると、男女だけじゃなく「中性名詞」まであるのですが、「オカマ名詞」と俺は勝手に言ってます(笑

でも、「ヨーロッパの言語っても・・・英語はないやん」と言うでしょう。
はい、確かに英語にはないんですよね。でも、それは「今の英語」ってこと。
1000年前の大昔の英語には、ちゃんと「男性名詞」「女性名詞」「中性名詞」があったんです。
でも、「ノルマン・コンクエスト」の後になくなってしまい、今は人称代名詞に残ってるだけです。
「彼/彼女/それ」はそれぞれ he/she/it ですが、これは元々それぞれ「男性名詞」「女性名詞」「中性名詞」の残骸だったりします。
ヨーロッパの言語で、今の欧州の言語と全くつながりがない「謎の言語」ことバスク語を除いたら、インドの言葉も含めたら名詞に男女の区別がないのは、英語とイランのペルシャ語、アルメニア語だけらしいです。
「ナマステ」でお馴染みのインドのヒンディー語も男性/女性名詞に分かれてますしね。

「ええ!?インドの言葉と英語とかフランス語って関係あるの?」
と思うでしょう。はい、関係あるどころか「遠い親戚」です。
これには、深~い物語があります。
今から数百年前、インドに駐在していたイギリス人裁判官が、暇つぶしに古代インドの言葉の研究をしていました。
そして、「あれ?ヨーロッパの言語に似てるよな?」と気づいてとんでもない仮説を立てました。

「インドとヨーロッパの言語は、『ある言葉』から分かれた親戚同士だ!」

そして、数十年後にドイツ語やその祖先の言語から『ある言葉』を研究して、「ヨーロッパの言語はみんなつながってますよ~」と科学的(言語学的)に解明した人物が、ドイツ人のヤーコプ・グリム・・・。
「あれ?」と思った方は感が鋭い。
そう、ヤーコプ・グリムって、シンデレラや白雪姫、赤ずきんちゃんの「グリム童話」のグリム兄弟の片割れ、兄貴の方です。
「グリム童話」が有名になりすぎて、グリム兄弟って童話作家と思われとるけど、実は彼らの本職は言語学者・ドイツ神話学者やったりします。「グリム童話」は研究にドイツ中の神話や伝説を集めて編集していた副産物で、それを文才があった兄弟の弟のヴィルヘルムが大衆向けに書いたものです。
ちなみに、グリム童話が日本に入ってきたのは大正後期で、幕末~明治初期には入ってきたイソップ童話(福沢諭吉が英語から「アリとキリギリス」の話を翻訳して著書で紹介しています)に比べると「輸入」は遅い方です。

で、ヨーロッパとインドの言葉は、今じゃ「印欧祖語」という半分架空の言語が共通の祖先ということが常識になってますが、最初の仮説を立てた人が研究してた「古代インドの言葉」はサンスクリット(語)といって、日本じゃ「梵語」と言われてるものです。
墓場に行ったら、たまにミミズがはったような文字を見つけることがありますが、あれがサンスクリットです。
サンスクリットの影響は日本語にもあって、仏教用語に多いです。
「南無阿弥陀仏」なんかがいい例で、これは「ナモアミタフ」(私は阿弥陀仏に帰依します)というサンスクリットが語源で、「南無」「阿弥陀」がサンスクリットです。
読み方は今でこそ「なむあみだぶつ」ですが、鎌倉時代には「なもあみだぶ」とほぼそのまんま読んでいたことが文献から明らかになっています。というか、「なむあみだぶつ」と読ませるのは浄土真宗で、浄土宗は今でもそのまま「なもあみたぶ」です。はい、実家が浄土宗やさかいこの耳と、法話後の雑談でお坊さんに突っ込んで確認しました(笑
つまり、日本語と英語って何のつながりもないようですけど、サンスクリットという言葉で非常に細い線ですけどつながってた、とも言えんこともない。


「たかが英語」でも、これだけ色んな背景があると思ったら、
英語の勉強が楽しくなってきたと思います。
外国語って単語や文法を勉強するだけじゃない、こういう文化背景とかも勉強すると非常に面白いですよ~。
英語に苦しめられとる人は、ちょっと「息抜き」って感じでこういうトリビアも知っておいたら、どっかで役に立つかもよ!?
フランス語とかドイツ語、スペイン語とかを勉強する時の「ダシ」にもなりますしね。

さあ、このトリビアを使って、学校の先生を苦しめてやろうじゃないですか(笑


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テーマ:雑記
ジャンル:ブログ

コメント

■ Re: のぶさんへ

>すずもとさん

>のぶさんは語学にお詳しいんですね

はい、いちおう語学でメシ食ってるヤツやさかい(笑

>語学の学習にはとにかく多読がいいと言いますが やはり時間と忍耐力が必要なんでしね

神様と言われたある言語学者いわく、「語学マスターに必要なものは2つ。金と時間」
語学は、残念ながら天性のセンスもあるんですけど、
8割くらいは「やる気」と「度胸」です。(センスは2割ってこと)
すずもとさんじゃないですけど、最近の若い人が何故外国語マスターできないかというと、
とにかく楽しようとする傾向があるみたいです。
「楽して語学をマスターする方法」だけを探して、それで疲れて肝腎の勉強をしてへん、ちゅーわけです。
そんなんあったら、こっちが教えて欲しいですわ(笑

でも、ほとんどの人が勘違いしとるんは、
語学は読み書き話す聞くをマスターしたら終わりやないってことですね。
2011/12/20 URL BJのぶ #qDfdtOiE [編集] 

■ のぶさんへ

お久しぶりです のぶさんは語学にお詳しいんですね実は私も何年か前に英語くらいはせめてできるようになりたいと思い学校を卒業以来何年かぶりに再挑戦しました が残念ながら英検二級のリスリングがどうしても突破できず 準二級レベルでついに挫折しましたよ ペーパーブックやニューズウィークなんかが読みこなせるようになりたいなあと今でも思っています。語学の学習にはとにかく多読がいいと言いますが やはり時間と忍耐力が必要なんでしね
2011/12/10 URL すずもと #- 

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