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BEのぶ

  • Author:BEのぶ
  • 自称「ブログエッセイスト」ことBEのぶです。
    昭和史をライフワークにしていますが、平成ももうすぐ30年経ち、昭和が遠い過去になりつつあります。
    昭和も遺産・遺物を探れば立派な「考古学」となります。題して「昭和考古学」。ジャンルは遊郭・赤線跡から鉄道、そしてすっかり忘れ去られた歴史を掘る「昭和の考古学者」として、昭和の名残りを通して考察する旅を続けています。

    基本は標準語で書きますが、エッセイは大阪弁で書いていきます。

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■■■226事件から・・・

さりげなくニュースを見ていたら、226事件の特集をしてました。
そっか、226事件から今年で75年経つんやった。

226事件ってどんな事件かは、検索したらいっぱい出てきますが、
裁判が非公開の暗黒裁判で真相が今でも明らかになってないのと、当時の社会情勢と今があまりにかけ離れ過ぎてるせいか、
(事件の背景を知るには、昭和初期の社会史を一通り勉強しないとわからんし)
たった75年前(?)の事件なのに意外に謎が多い事件だったりします。
ほんの数年前にも、処分されたか戦争で焼けたと思われてた資料が東京地検から出てきて公開され、歴史の常識がひっくりかえったこともあり、昭和史を調べてる俺も個人的にけっこう興味があります。

226事件は、表だけ見ると「陸軍の青年将校によるクーデター事件」なんですけど、
見方を変えたら様々な側面が見えてきます。

まず第一は、昭和史という大きな流れから見た226事件
日本がファシズムという全体主義になる転換点がこの事件以降で、226事件がいわゆるトラウマになって陸軍に逆らえない空気を作っていきました。
本当は自粛して反省しないといけない陸軍も、反省どころか「俺たちの言うことを聞かないとまた226事件起こすぞ」と圧力をかけて悪用、日本が陸軍のやりたい放題になったきっかけの事件でもあります。

第二は、海軍から見た226事件。
226事件は陸軍の青年将校が起こしたクーデターなので海軍は関係ない・・・と思いきや、
同じ考えを持っている海軍の一部も事件に同調しようとしたことが、最近の資料で明らかになっています。
当時、東京あたりを警備していた横須賀の海軍鎮守府の長官は米内光政、参謀長は井上成美という人物でした。
参謀長の井上は「226事件みたいな出来事が必ず起こる」と予言して、海軍はどういう処置をすべきか事前に考え、新聞記者からも陸軍の情報を手に入れていました。
そして事件が起こったらすぐに行動、陸軍が青年将校の処置に困っていた時にすぐ「反乱軍である!」としてすぐに海軍の陸戦隊を陸軍より早く東京に派遣します。
そして、横須賀の海軍内で陸軍に同調する人物の行動を片っ端から封じ込め、「海軍は陸軍に同調せず」を東京の海軍中央より早く国民に示しました。
こういう事件は、表だけ見ると突然起こったと思われがちですが、わかる人には「予言できる」ということで、先見性がある人にはわかるんですね、こういう先見性が欲しい・・・。

第三は、天皇から見た226事件。
226事件は「今の世の中が悪いのは、陛下の御側にいる悪い奴らが陛下をそそのかしている。奴らをやっつけたら世の中は良くなる」という考えから起こした事件です、簡単に書けば。
当時の側近の日記に「(事件を聞いて)陛下は非常なる御不満にて」と書かれてますが、「非常なる御不満」を今風の言葉に直したら「天皇陛下ブチギレ」という意味で、陸軍が優柔不断な態度を取っていたのに対し、
「お前ら何やってんねん!お前らが鎮圧に行かんかったら俺が自ら部隊率いてやっつけに行くぞ!」
というくらい超激怒してて、指示を自ら政府に与えています。
天皇が政治のことを自分から指示するのは実は大日本帝国憲法違反で、天皇が自分から憲法違反上等で政治的決断をしたのは、この226事件の時と終戦の「ご聖断」だけ。
よく「何で天皇は太平洋戦争に反対しなかったんだ」という話を聞きますが、それは憲法や当時の政府組織を知らない無知な人が言うこと、天皇は政府が決めたことにハンコを押すだけ、反対する権限なんかありません。そんなことしたら憲法違反、国のトップの天皇が憲法違反したら国が崩壊するだけ、昭和天皇がそれをいちばんわかってたんです。それが歴史の皮肉になったのですが。
昭和天皇自身もこの226事件はかなりのトラウマになったらしく、毎年2月26日になると側近に「何か不穏なことはないか?」と聞いてたそうです。226事件が起こって50年経って当事者の軍がなくなった1981年の時でも「226からちょうど50年だが、(治安や社会は)大丈夫かね?」とかなり心配してたそうな。


第四は、取り残された遺族から見た226事件。
226事件をライフワークにしている作家の澤地久枝が女性の観点から、226事件で処刑になった将校の奥さんなどを取材した「妻たちの二・二六事件」というノンフィクションがありますが、
夫に何も知らされず、結婚して数年(人によっては1週間)で未亡人になって世間に取り残され、
戦前は「陛下に弓を引いた逆賊の妻」として世間から冷たい目で見られ、戦後は事件が忘れられて放置され、未亡人になった時は20代前半~後半、世間知らずのまま周りの冷たい仕打ちに耐え続けた女たちの生きざまを描いています。
女性が読むと涙なしでは読めない本、男から見ても身勝手な男の考えで女が翻弄される姿に「好きになった女には全力で守らんとあかんな、もちろん生きて」と反省する所がありますね。
俺も含めた男って、自分の目標や理想に燃える余り、傍にいる女を不幸にしてしまうことが多いんで。
「偉くなくてもいい、貧乏でもいい、ただ死なずにずっと傍にいて欲しかった・・・」
という、男の勝手な理想で未亡人にならざるを得なかった女の苦悩と叫びがこの本に書かれています。

一つの出来事を多角的、いろんな角度から見ると、全然違った面が見えるのも歴史の面白いところで、歴史は片面だけ見るものではなく裏面や横から見ることも大切なんです。
自分で調べて自分で目からうろこが落ちることもありますしね。

でも、「妻たちの226事件」を改めて見ると、なんか切ないな~。
草食系男子とか最近言うけど、やっぱ男は女を守ることによって存在を維持して、女も何だかんだで平穏に過ごして守られることを望んでるんやな、ということをリコンファームしました。
要するに、言いたいのはこれだったりして(笑
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テーマ:雑記
ジャンル:ブログ

コメント

■ 

妻たちのニニ六~は女性を侮蔑した本だと思っています。女性にだって覚悟はあります。貧乏でもいいから、志なんて持たなくていいから生きて側に居てくれなんてのは戦後の価値観から考えた事ですよね。
2012/12/04 URL 笹子 #- 

■ Re: ご教示頂きたい

>イルサさん

>足あとだけでも残そうとドアノブに菓子折りを掛けといたが、失礼にはあたりませんか?

もうやっちゃった以上仕方ないですけど、これはかえって失礼かと!?
一言手紙とかを添えとったらまだマシですけど、先方の性格によっては「菓子折りだけ残して失礼な!」と怒り出すこともあるかもしれません。
その後先方に電話フォローしましたか?

こういうパターンは、ひたすら謝るしかないと思います。
しかし、怒りって怒ってる方もかなりのエネルギー(それもマイナスの)を使うので、
いつかは冷静になれます。
今でも話を聞いてくれなかったら、まずは時間を置いてみてから話をしてみてもいいと思います。

第二は、イルサさんの直属の上司や、先方の上司などの第三者ならぬ半当事者の「第2.5者」をかますことです。
特に相手が感情的になってたら、上司を盾にして一緒に謝ってもらいましょう。

俺もこういうのは苦手なんでロクなアドバイスはできないですけど、
今までの上司などに教えてもらったことは、
1.とにかく誠心誠意謝る
2.言い訳など余計な事は言わない
3.怒りは長時間続かないから相手の話を黙って聞く
ってことかなーと。

何かの足しになれば幸いです。
2011/03/04 URL BJのぶ #- 

■ ご教示頂きたい

本文と関係ない質問でごめんなさい。
勝手に人生の先輩やと仰いているのぶさんに質問です。

謝罪ってどうすればいいですか?

先日お付き合いのある得意先に迷惑を掛けてしまい、菓子折りを持って謝罪しようと考えましたが、会った貰えませんでした。せめて足あとだけでも残そうとドアノブに菓子折りを掛けといたが、失礼にはあたりませんか?
2011/03/01 URL イルサ #- 

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