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BEのぶ

  • Author:BEのぶ
  • 自称「ブログエッセイスト」ことBEのぶです。
    昭和史をライフワークにしていますが、平成ももうすぐ30年経ち、昭和が遠い過去になりつつあります。
    昭和も遺産・遺物を探れば立派な「考古学」となります。題して「昭和考古学」。ジャンルは遊郭・赤線跡から鉄道、そしてすっかり忘れ去られた歴史を掘る「昭和の考古学者」として、昭和の名残りを通して考察する旅を続けています。

    基本は標準語で書きますが、エッセイは大阪弁で書いていきます。

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■■■中国古典サプリ(3) 汝自惚れることなかれ

ここ最近、「市川海老蔵騒動」とやらが世間を騒がせとるみたいですな~。
どうもニュースだけ見たらかなり酒癖が悪いみたいで、かなりの酒乱のようですけど、
「酒は飲んでも呑まれるな」
って言葉のとおり、酒は気持ちよく飲みたいもんですな~。
っても、一人まったり飲む時はさておき、自分だけ気持ちよくなってもあきません、みんなが楽しく気持ちよく、が第一前提でっせ。
俺も、実は中国留学の時に酒乱の「同学」(中国語で「クラスメート」って意味)にえらい目に遭わされたことがあるさかい、酒乱とは飲みたくないし大嫌い、酒乱はもうこりごりですわ、ホンマ。
この騒動で海老蔵自身はおろか歌舞伎界自体のイメージダウンは必至、傷が治っても公の場に出るんはしばらく時間がかかるでしょう。

せやけど、海老ちゃんは歌舞伎のエリート&サラブレッドちゅーこともあってか、容姿端麗で傍目から見たら立派に見えるけど、
どうも酒を飲んだら「本音」が出るみたいですな。それは海老ちゃんに限ったことやなく、アルコールは理性のスイッチをオフにするんか良くも悪くも本音か本性が出てしまう。
それで痛い目に遭った人は多くおるでしょう。まあ、俺もそうなんやけど(笑
海老ちゃんの酒の上の言動は書くの邪魔臭いさかい省略するけど、この騒動を見ててふとある言葉が思いつきました。


* * *
人生の大病は、これ一に傲(ごう)の字なり

これは、王陽明という、日本で言うたら室町時代後期~戦国時代初期あたりに生きた儒学者の言葉です。
『伝習録』という、王陽明の言行録のようなものに載ってる言葉で、王陽明ときたら日本の思想にも大きな影響を与えた
「陽明学」
の始祖でもあります。
陽明学は、理屈倒れになりつつある「朱子学」に、「行動を伴うべし」というエッセンスを加えたもんで、それは
「知行合一」(ちぎょうごういつ)
という言葉にも現れています。
読んで字の如く「思うことと行うことを一致させる」、つまり「有言実行」に似たことを言うとるってことと解釈してええと思います。
ちなみにこの王陽明、中国でも有名人なんやけど中国じゃ数々の戦乱を収めた将軍としての方が有名で、
(「陽明学」は中国じゃ最近まで存在すら学者以外知らんかったようです)
時は明王朝の末期、末期症状が出始めた明の反乱を数々の知略で鎮圧した実績を持つんやけど、
「戦争の知略」と言うたら三国志の諸葛孔明が有名。
せやけど、諸葛孔明のあれは小説のフィクションが多く、実際は「行政手腕は天才だけど、軍事的才能はどうかね~」と正史(小説やなくて歴史書)の『三国志』じゃぶっちゃけ辛口です。
王陽明は(小説の)諸葛孔明並みの知略で将軍としての実績を積んだわけで、そういう意味じゃ「リアル諸葛孔明」と言うてもおかしくはないかもね!?

で、話が少々脱線したところで(笑
上の言葉はもう読んでそのままで解説の必要はないと思うんやけど、いちおう解説を。
「傲」は傲慢、謙虚と反対の言葉です。
俺が俺がとしゃしゃり出たり、自分を「俺様」と思って大きい態度を取ったり人を見下したりすること。
この「傲」は人生を生きていくに際して病気のようなもので、自分の身を滅ぼす元となる、
ということを言いたいのだと思います。
「傲」はまた、自分の視野を狭くして人のことを聞く耳をも塞いでしまいます。
そして目も耳もダメになって独りよがりになり、自滅への道へまっしぐら。
「傲」の厄介なところは、自分は自覚症状がないので自分が悪いと思わずすべてを人のせいにしてしまい、
自分は悪くないと思っているので反省もせず、またどう反省したらいいか考えたこともないので、結局治らない。


そして、この言葉にはこう続いています。

「謙は衆善の基にして、

傲は衆悪の魁(さきがけ)なり」


謙虚であれば自分の周りに『善』(な人)が集まり、傲慢になると『悪』(な人)が集まる。
という意味なんやけど、日本で言えば『類は友を呼ぶ』ということですわ。

海老ちゃんのことを他人事と思って笑ったりせず、まずは自分のことと思って反面教師にすることが「君子」への道、
気づいたら自分がそんなことしとった・・・ってこともアリエール( ̄ー ̄)9m
そんなために、中国古典の王様『論語』からこんな一節を。

子曰わく、賢を見ては斉(ひと)しからんことを思い、
不賢を見ては内に自ら省みる


(『論語』里仁篇)

「賢く徳がある人を見ると、自分もこのようになりたいと学習し、
愚かで徳がない人を見ると、自分はこうなりたくないと学習する」

って意味なんやけど、自分の心持ち一つで誰からでも「学習」できるってことですな~。
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