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BEのぶ

  • Author:BEのぶ
  • 自称「ブログエッセイスト」ことBEのぶです。
    昭和史をライフワークにしていますが、平成ももうすぐ30年経ち、昭和が遠い過去になりつつあります。
    昭和も遺産・遺物を探れば立派な「考古学」となります。題して「昭和考古学」。ジャンルは遊郭・赤線跡から鉄道、そしてすっかり忘れ去られた歴史を掘る「昭和の考古学者」として、昭和の名残りを通して考察する旅を続けています。

    基本は標準語で書きますが、エッセイは大阪弁で書いていきます。

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■■■玉造散歩 番外編 希少本(?)ゲッチュ

先日気分転換も含めて行ってきた大阪市の玉造周辺、
第一章で三光神社、第二章で偶然見つけた予想外の陸軍墓地との遭遇があったけど、
実はもう一つの目的があったりしました。

我がライフワークの「遊郭・赤線跡」のことを調べとるうちに、ある疑問が浮かびました。
その謎が解けそうなヒントを探しとったんやけど、ネットであれこれ検索しとったらその本が玉造の古本屋に眠っとっりました。
ずぼらこいでネットではいクリック注文♪してもよかったんやけど、「書を捨てよ、旅に出よ」という言葉のように、とりあえず現地に行ってみることにした、
というのが本来の目的やったりします。
ネットで注文の方が、電車賃もかからんしクリック一つでクレカ決済やさかい簡単なんやけど、
古本屋の主人に話を聞いたら、何か意外な本が眠っとったりするかもしれへんさかい。
そういう下心(?)を内に秘めて(笑

で、実際に行ってみたら、古本屋の主人ときたら年とったおじいちゃんって勝手なイメージがあるんやけど、
意外に俺と同世代くらいの、陽に焼けた肌の好青年(?)でした。
とりあえず来た目的と目的の本の所在を言うたら、暑苦しい中を書庫まで走ってくれ、目的の本を持ってきてくれました。

その目的の本とは・・・
* * *
1009171


これ。

「全調査 京阪神周辺 酒・女・女の店」

ちゅー本です。

作家の藤本義一が昭和41年に書いた、題名の通り関西の歓楽街を実際に歩いたルポなんやけど、
こないな本も40年たったら当時のリアルタイムな情報を知る貴重な情報源になったりします。
ちゅーか、藤本義一っちゅー有名な作家がこんなもん書いとるとは。

で、この本にゃ、
「旧赤線のその後」
も書かれとって、実際に訪れて当時の雰囲気とかを書いとるんやけど、
昭和41年ということは、赤線が売防法で廃止になって10年もたってへんって時代なんやけど、
これを読んでると売防法がほとんど有名無実化して、なくなったはずの赤線や青線が事実上「復活」しとることがわかります。
まあ、事の是非や倫理的な事はさておき、「こういうの」はなんぼ取り締まってもなくならんのが人間・・・いや、男の性ってもんで、
事実ヨーロッパなんかは「なんぼ取り締まってもなくならんから」と合法になっとる所が非常に多くなっとります。
ドイツなんかは商売範囲を決めて国が商売女にライセンス(昔の日本風に言うたら「鑑札」)を発行、つまり「遊廓」が復活しとるし、
アジアでも台湾は日本の昔の遊郭の管理方式を参考に合法化しようか、と国会で検討中やとか。
昔から合法な、自由というかやりたい放題のオランダやと「専門学校」まであるらしく、専門学校はさすがにやりすぎやろーと思うけど、
アムステルダムの観光名所にもなっとる「飾り窓」なんかまさに西洋版吉原、建物が和風やったらまさしく遊郭そのものでしょ、と思いましたわ。まあ行ってみたらわかります。
日本でも、昭和20年代のある雑誌に、あまりの赤線の多さと秩序のなさに、「これじゃ国中総赤線になるぞ」と「遊郭復活論」まで出たことがあり、
ある意味永遠の課題なのかもしれませんな。

で、俺がこの本を買った理由は、和歌山にあったっちゅー「幻の赤線」の存在。
和歌山市の赤線は、軍の要請で作られたと言われ今でも「現役」の天王新地、JR和歌山駅前に戦前からあった私娼街から発展した阪和新地が「遊廓・赤線考古学者」やったら知らんもんはおらんけど、
もう一つ、「芦原新地」というのがあったそーな。
元々は和歌山市からちょっと南にある海南にあったっちゅー、通称「東の新地」と思ってて、そこにゃ事実「芦原」って名前がついとる銭湯も残ってるさかい、てっきりそうと思いこんどったんやけど、
どうもこことは違うみたいで、新地そのものは和歌山市内にあったらしい。
せやけど、その芦原新地はネットで探しても手がかりはなし、こうなったら和歌山県立図書館に殴りこんで情報収集や~!と思って行ったら、そんな日に限って図書館臨時休館やし(笑
そして、この本を見てわかったんは、やっぱし芦原新地は和歌山市内にあって海南市のとは別物、
内容は薄っぺらいもんやったけど、読んでるとどうも赤線というより、モグリの青線っぽい臭いがプンプンと。

ちなみに、この本にゃ「全調査 東海道周辺 酒・女・女の店」っちゅー姉妹本があるらしいけど、これは全国の図書館はもちろん、古本サイトを探しても見つからんレア本になっとります。

で、気になるこの本の価格はハウマッチ?答えは
¥5200
でした。
表紙裏にゃ¥380って書いとるのに、レア本なんか値段がアバウト15倍に!!
Oh、泣きそうだぜお母さん(汗
前に東京まで行って印刷した「全国女性街ガイド」の時もそーやったけど、興味あらへん人にゃただのボロい、そしてちょっぴりエロい本に¥5000かけるってアホやん(笑
せやけどアホで結構メリケン粉、アホと言われよーがクレージーと呼ばれよーが、これが「趣味」ってもんなんです。
「情報収集には金を惜しむな」
とは中国の古典、孫子の兵法にも書かれた情報収集の王道、
「水と治安はタダ」かもしれへんけど「情報」は残念ながらタダやありません。こんなネット時代にもホンマに欲しい情報はこっちから動いて労力と金をかけんとあかんのです。
そして、にタダでGETした情報って不思議と頭に残らへんのですわ、いやマジで。
まあ、彼女か嫁さんがおったら「そんな本に五千円も使って!!!」と怒られそうやけど(笑
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テーマ:雑記
ジャンル:ブログ

コメント

■ Re: 芦原新地へ行ってきました ♪

>朝汐さん

貴重な情報おおきにです♪場所をGoogle mapにて確認しました。
早速次の休みに実地調査に行ってきます!
ついでに阪和新地も見に行ってきます。
で、家庭の事情で暫くブログも遊廓・赤線巡りもお休みしてたのですが、そろそろ復帰します。
予告編ですが明日は島原に行ってきます。
赤線奇譚も予約したので、たぶん今週中には手元に届くことでしょう。
感想はもちろんブログに書きますね。
2010/11/18 URL BJのぶ #qDfdtOiE [編集] 

■ 芦原新地へ行ってきました ♪

●芦原新地の場所特定できました。

 汐■町の●光寺の一帯がそうだそうです。

2010/11/13 URL 朝汐 #0iyVDi8M [編集] 

■ Re: 伊勢路の特殊カフェー跡

>朝汐さん

またもや貴重な情報をおおきにですm(__)m
情報をちょっと整理してみたら、遊郭から「特殊カフェー」になった場所は27か所中17カ所、
(空襲で焼けた桑名は赤線との関連性は不明なので、敢えて外しておきました)
ほとんどがそのまま存在したってことになりますね。
せやけど、愛知の特殊カフェーの数26ヶ所でも「多いな」と思ってたのに、それを上回るとは(笑
2010/09/30 URL BJのぶ #- 

■ 伊勢路の特殊カフェー跡

1950年の資料よると、三重県には、下記の通り
少なくとも27ヵ所の特殊カフェーがあったようです。

01.水郷園(長島村)           02.桑陽園(桑名市)
03.朝明待合組合(富田町)        04.菰野東町待合組合(菰野町)
05.湯ノ山支部(湯ノ山)         06.神戸六郷園(十日市町)
07.江島組合(江島町)           08.亀山待合組合(亀山町)
09.藤枝待合組合(津市)         10.久居支部(久居町)
11.上野支部(上野市)           12.名張支部(名張町)
13.松坂貸席組合(松坂市)       14.山田支部(宇治山田市)
15.神社三業組合(宇治山田市)     16.田丸支部(田丸町)
17.尾鷲支部(尾鷲町)           18.紀伊長島組合(長島町)
19.鳥羽待合組合(鳥羽町)        20.二見浦待合組合(二見浦)
21.浜島待合組合(浜島町)        22.渡鹿野待合組合(的矢村)
23.木ノ本支部(有井村)          24.引本待合組合(引本町)
25.阿下喜支部(阿下喜町)       26.港楽園(四日市市)
27.一身田支部(一身田町)

※東海地方については、こちらのサイトが、とても面白いです(マジメな内容です)。
 h?tp://tokaimanzoku.blog28.fc2.com/blog-entry-9.html
2010/09/24 URL 朝汐 #cWcd8Id2 [編集] 

■ Re: 和歌山県連合会

>朝汐さん

これまた貴重な情報おおきにですm(__)m
「芦原新地」は載ってないさかい、S32年現在じゃ消えてしもたんか、それともモグリの青線やさかい載ってへんのか、あさってに和歌山県立図書館リベンジ決行やさかいちょいと調べてみます。
そして、戦前は遊廓としてあった大島と由良はやっぱないですね。由良は昭和前期になくなってしもたらしいさかいないのは当たり前ですけど、「串本新地組合」は大島の後進なんですかね?
和歌山の歴史もちょいと深く調べてみる必要がありそうです。
2010/09/21 URL BJのぶ #- 

■ Re: タイトルなし

>けいさん

はじめまして!ブログにコメントおおきにですm(__)m
遊廓跡に興味を持つ人はなかなかおれへんさかい、こないしてコメントいただけると嬉しいです。
遊廓跡はいずれ消えてなくなる運命やさかい、今のうちにせめてカメラの中に収めておくんがええと思います。
中にゃ昔そこが遊廓やったってことを「黒歴史」にしたい人もおるさかい、地元の人のの心中も考慮したら複雑な心中ですけど、
(実際、ある妓楼跡にカメラ向けたら地元の人に怒鳴られたことも)
そのまま「黒歴史」にするんももったいないし、散らばったジグソーパズルを一つずつ元に戻していく復旧みたいなもんやと思ってるし、それがまた面白かったりします。

またよかったらコメント下さいね~。
2010/09/21 URL BJのぶ #- 

■ Re: タイトルなし

>梢華さん

お久しぶりのコメントおおきにですm(__)m
古本屋も、見方変えてみたら「考古学」かもしれませんな~。
古本っちゅー遺物を発掘するっちゅー意味では。
そういう意味じゃ、昔に忘れてきた歴史好きの血が騒いできます(笑
2010/09/21 URL BJのぶ #- 

■ 和歌山県連合会

昭和32年の業界紙の年賀広告に、
連名で下記14組合の名前が載ってました。

 01.阪和新地組合      02.天王新地組合
 03.海南新地組合      04.下津料理組合
 05.箕島検番組合      06.湯浅検番組合
 07.御坊南新地組合    08.御坊北新地組合
 09.田辺検番組合     10.新宮新地組合
 11.串本新地組合      12.勝浦新地組合
 13.白浜社交倶楽部    14.白浜浜木綿社交倶楽部


2010/09/19 URL 朝汐 #WO.8kER. [編集] 

■ 

Mixiの遊郭コミュから来ました、けいと申します。
何度も足跡すいません、私も遊郭跡に興味がありまして
生まれは呉なんですが、転勤で山口県の防府市、岩国市
大阪なんかも、今は京都ですが。外回りなんかも昔はしてたんで多少は遊郭跡も訪問してるのですが、写真なんか撮ってなかったので、カメラを新調しましたので、これから色々撮っていきたいです、ちなみに私が印象に残ってる遊郭跡は防府三田尻です、今もあるはずですが、飛田新地の妖怪通りが可愛く見えますから。
2010/09/19 URL 名を名乗れアホ #- 

■ 

こんにちは、お久しぶりです!
古本屋ですか。
ワタシいま出久根達郎さんの本を
隣町の図書館から順に借りて読んでるんですが、
古い書物を扱ってはいても、人と人との繋がり
がモノをいう世界だなと思ったりしてます。
2010/09/19 URL 梢華 #.rBA.pw. [編集] 

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