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BEのぶ

  • Author:BEのぶ
  • 自称「ブログエッセイスト」ことBEのぶです。
    昭和史をライフワークにしていますが、平成ももうすぐ30年経ち、昭和が遠い過去になりつつあります。
    昭和も遺産・遺物を探れば立派な「考古学」となります。題して「昭和考古学」。ジャンルは遊郭・赤線跡から鉄道、そしてすっかり忘れ去られた歴史を掘る「昭和の考古学者」として、昭和の名残りを通して考察する旅を続けています。

    基本は標準語で書きますが、エッセイは大阪弁で書いていきます。

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■■■■Doblogアーカイブ■ 日本人と中国語 エピソード1

~ATTENTION~
この日記は2005年7月3日にDoblogで公開したアーカイブ日記です。



最近、以前ほどのブームではないにしろ、中国語を勉強する日本人が増えています。
「韓流」とやらで韓国語ブームの勢いにはとうていかないませんが、
9年くらい前には「港流」というもの、港流は俺の造語ですが、
香港のアイドルにキャーキャー言ってた香港になだれ込んできた時期がありました。
その時期が、俺が知りうる中国語ブームの始まりで、中国の経済発展とともに中国語も徐々に注目され始め、
中国に留学する日本人が爆発的に増え始めた時期でもあります。
俺が初めて中国というワンダーランドに足を踏み入れたのは12年前、
当時は中国に留学する奇特な留学生はなかなかおらず、各学校に数十人がいればいい方でした。
もちろん、北京大学とか復旦大学(in上海)などの有名大学には研究者もいっぱいいましたが、純粋に中国語を勉強に来る日本人など、
かなりの中国好きか三国志好き、または親に放逐同然に留学「させられた」大陸浪人もどきくらいでした。
彼らはとんでもない、近づけばむせるくらいの個性を持っていて、
日本で普通に日常生活を送っていれば、まず会うことはない豪傑の見本市のような場所でもありました。
この頃は、日本人に個性がなくなった、個性を重視しろなんてことが言われてた時期でしたが、
個性がある変人(!?)はほとんど日本を離れて海外に住んでいたが如くで、
その個性は今でも忘れることはできません。
後に日本人留学生が、民族大移動の如くやって来るのですが、
彼らを見たある古参留学生が曰く、

「やっと留学生も『ふつう』になってきたな。
でものっぺらぼうばっかりやん」


確かにキツい個性のある人が少なくなり、天然記念物のように扱われて「ふつう」の留学生と明らかに浮いた存在になる、
これは仕方ないですが、マジメな留学生が増えて日本人留学生の評判が相対的に上がったので、それはそれでよしとすればいいことです。

で、本題に入ります(笑
日本人が中国語を勉強するにあたって、世界のどの民族より有利な点があります。それは、

漢字

です。
漢字は紀元前の中国で生まれ、発展してきたものなのは、今時小学生レベルの常識ですが、
日本に漢字が輸入されたのは5世紀頃と言われ、それから漢字は日本人にまとわりつき、
日本独特の文字であるひらがな・カタカナのベースともなりました。
昔は朝鮮・ベトナムでも漢字が使われていましたが、
現在は民族固有の文字やローマ字にとって変わっています。
ベトナムの古刹に行った時、お寺に漢字が書いてあってかなり驚いてた観光客がいましたが、
べトナムの基本的な歴史を勉強すれば、そこに何故漢字があるかはすぐわかります。
また、漢字を元にして作られた西夏文字や、ベトナムがローマ字を採用する前に用いられた字喃(チュノム)というのもありましたが、現在は半分化石として博物館でのみ見ることができます。

現在、漢字を日常的に使用する国は、
中国・台湾、そして華僑社会(マレーシア・シンガポール)を除いたら、まあ日本くらいでしょう。
あれ?韓国は?と思う方がいらっしゃると思いますが、
韓国では漢字はニュースや新聞、公文書にたま~~に出てくる程度で、
日常生活で使用することはまずありません。
もちろん、韓国語は元宗主国の言葉である中国語の影響を多分に受け、
単語の6割強が中国語起源だそうなのですが、
20世紀、つまり日韓統合まで正式な文字はあくまで漢字で、
ハングルは民衆の文字として3段くらい下に見られていました。
つまり、これを考えると、あることが思いつきます。
「韓国語だって漢字で表記しようとすればできるんやないか?」
そう考えた方は大正解です。たとえば、韓国語の一般的な挨拶言葉に、

アンニョンハセヨ(こんにちは)

カムサハムニダ(ありがとう)

というのがあります。
もちろん現在はオールハングル表記ですが、この言葉に漢字が隠されています。
「アンニョンハセヨ」の「アンニョン」、「カムサハムニダ」の「カムサ」がそれに相当しますが、
それぞれ「安寧」「感謝」と書きます。
「カムサハムニダ」の場合は「感謝ハムニダ」と書くこともでき、
「ハムニダ」は日本語の「~します」に相当します。
よって直訳すると「感謝します」となり、
カムサハムニダという、一見すると旧日本軍の暗号のようなカタカナの羅列が、
たちまちスムーズに頭の中に入っていくことやと思います。
また、韓国語には「フェサ」という単語があります。
これも漢字表記ができ、日本人にもおなじみの「会社」になります。
ここで語学の感性がある人は気づくはず。
「じゃあ、逆にして『サフェ』になると『社会』になる?」
大正解です。「サフェ」は「社会」で、立派に韓国で使われています。
韓国語の場合、文法が日本語と原則として全く同じなので、
やることと言えば単語を覚えていくだけ、
やろうと思えば2週間~1ヶ月くらいで日常会話には困らなくなります。
日本人の場合、こういう漢字のクセを利用して覚えていけば、
頭に入る率が格段に上がると思いますよ。

しかし、韓国人は戦後の漢字撤廃政策で漢字が読めない人が増えてしまい、
やっぱり漢字混みの文章の方がわかりやすいとのことで、
金大中大統領の時にテストながら小学校から最低限の漢字は勉強するようになったそうです。

漢字は、今のところ世界で唯一現存し、日常的に使用されている
「表意文字」
であります。
表意文字とはその名の通り、意味を表す文字のことで、
これに対称するものが「表音文字」、アルファベットやアラビア文字、
日本のひらがな・カタカナもそれに該当します。
同じ表意文字としては古代エジプトの象形文字(ヒエログリフ)がありますが、
現在は使われていないのはもう知ってることやと思います。
あと、中国の雲南省の山奥の少数民族(ナシ族)が使用している、
「トンパ(東巴)文字」
というのもありますが、半分観光の客寄せと宗教儀式に使われるに過ぎず、
この文字を読める人はごく少数になってしまったそうです。

この表意文字という漢字の大きな個性が、日本人にとって中国語の学習に大きく寄与することになります。
日本でも小学校に入ると漢字の手習いを行い、漢字検定があるくらい日常生活には欠かせないものになっていますが、
中国に留学に来る留学生も、同じく漢字の勉強を行います、日本人を除いたら。
つまり、我々が小学校の時にした、
「漢字の書き取りの授業」
があるのです。
(ちなみに、日本人は世界で唯一、漢字の授業完全免除です)
中国語は、ごく少数の例外を除いたら漢字表記の言語なので、
(何せコンピュータやIT用語まで漢字ですから)
漢字が書けないと中国語マスターへの道は開けません。
しかし、我々のように漢字へのバックボーンが全くない人、特に欧米人にとって、
漢字はベルリンの壁や鉄のカーテン(両方とも死語ですな)のようにそびえる大きな壁なのです。

留学してた頃、同じ大学に中国語が非常に流暢なフランス人がいました。
彼とは部屋が隣ということもあり、よくしゃべっていたのですが、
ふと話が漢字のことになり、
「あんさん、漢字書けるの?」
と聞いてみました。
彼はペンと紙を取り出し、おもむろに何かを書き始めました。
しかし、その紙には、ただ短い「横線」が一本書かれたのみ。
そして、彼は照れ笑いをしながら言いました。

「イー(一)」

「横線」とは、つまり漢字の「一」だったのです。
それを見せるとまた何かを書き出した彼。

「アール(二)」

「サン(三)」

と続き、彼はいったんペンを置きました。
「それで終わりか?」
と聞いてみると、このフランス人はしばらく考えた後、何かを思いついたようで、
また何かを書き始めました。今度は何かというと、

「スー(十)」

「これで終わりね」
と照れ笑いをする彼、7ヶ国語を自由自在に操る天才的な語学センスを持つ彼にしても、
漢字というのは中国語世界に巣食う魔物のようなものなんだそうです。

なので、学校で習った漢字の知識だけでも、日本人は、
10000m競争に例えると欧米人と比べて2~3000mくらいのハンデを持っています、
たとえ中国語が一言もしゃべれなくても。
それくらい、漢字の勉強に費やすエネルギーはすさまじいものがあります。
中国やシンガポールは俗字を格上げし、簡略化された簡体字を使い、
台湾や香港、マレーシアの華僑社会では旧字体、戦前の日本も使っていた繁体字を使用し、
日本の漢字を多少違う所はあるものの、見慣れればすぐ理解できる程度で、
それほどエネルギーを費やしません。
車に例えれば、加速のためにちょっとアクセルを踏む程度と、
エンジンがうなるくらいのフルスロットルで走っているくらいの違いがあります。
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テーマ:雑記
ジャンル:ブログ

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