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BEのぶ

  • Author:BEのぶ
  • 自称「ブログエッセイスト」ことBEのぶです。
    昭和史をライフワークにしていますが、平成ももうすぐ30年経ち、昭和が遠い過去になりつつあります。
    昭和も遺産・遺物を探れば立派な「考古学」となります。題して「昭和考古学」。ジャンルは遊郭・赤線跡から鉄道、そしてすっかり忘れ去られた歴史を掘る「昭和の考古学者」として、昭和の名残りを通して考察する旅を続けています。

    基本は標準語で書きますが、エッセイは大阪弁で書いていきます。

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■■■■Doblogアーカイブ■ 台湾の歴史Ⅳ 中国語と台湾語と日本語

~注意~
この日記は2005年3月25日にDoblogで公開したアーカイブ日記です。


台湾特集、お次は言葉編です。

台湾の公用語は、いちおう中国語、それも北京語が公用語になってます。
しかし、台湾で話されている言葉は他にもあります。
福建省南部方言(ビン南語)の一種、台湾語や、広東省から来た客家人によって話される客家語
そして漢民族が来る前から台湾に住んでいた原住民の言葉(マレー系)です。
ここでは北京語と台湾語を主に語っていきます。

台湾では北京語を「国語」と言い、学校ではすべて「国語」を使うようにと指導されています。
昔、というかほんの15年前までは地元方言の台湾語を学校内で使うのは禁止で、
使うと罰金や、
「私は台湾語をしゃべりました。こんな私はバカです」
というプラカードを首から掲げられ、教室の前で立たされたりしてたそうです。
そんなひどいな~と台湾時代に学校の先生(当時は珍しい「本省人」の先生で台湾語がネイティブ)に聞いてみたら、
真っ赤な本当のことらしいです・・・。
ちなみに、今は台湾語を使ってもOKだそうです。

中国で使われてる「普通話」と台湾で使われてる「国語」、
元は同じ北京語なんで特に違いはありません。
両者は十分にコミュニケーションが取れます。
でも、敢えて違うとすれば、
「国語」:北京語そのまんま
「普通話」:北京語はあくまでベースの新しい中国語

という違いがあります。
例えば、ペーパーテストをするとしましょう。
「あんた、どこへ行くの?」
を中国語で書くと、
「イ尓到ロ那儿去?(ニータオナールチュー)」
となります。
でも、南方ではこんな表現は使いません。
「イ尓去ロ那里?(ニーチューナーリ)」
となります。
(「"qu"の発音は日本語じゃ表現しにくいな」←独り言)
スタンダードな「中国語」やと、前者が正解です。
でも、中国でテストをしたら、後者でも先生がよっぽどの北京ナショナリズムに凝り固まってる人でない限り、まず○をもらえます。
でも、台湾でテストをしたら確実に×です。台湾で実際に前者の表現を使ってる人はほとんどいないに関わらずです。
なぜかと言うと、中国の「普通話」は方言も含めていろんな場所の表現をミックスした言葉なんですが、
台湾の「国語」はあくまで「北京語」という縛りがあるからです。
「北京語」で後者の表現を使わない以上、×ってわけです。

また、当たり前ですが、単語もちょっと違ってきます。
例をちょっと。北京語同士で違う単語を説明します。

・自転車:自行車(大陸) / 脚踏車(台湾)
・タクシー:出租汽車・的士(大陸) / 計程車(台湾)
・路線バス:公共汽車・巴士(大陸) / 公車・バス(←日本語)(台湾)
・メートル:米(大陸) / 公尺(台湾)
※中国でも、1980年代まで「公尺」は使われていました。
・オートバイ:摩托車(大陸) / オートバイ(←日本語)・機車(台湾)
・お互いに言葉を教えあうこと(でええんかな?)
互相学習(大陸) / 語言交換(台湾)
・うどん:烏冬面(大陸) / 烏龍麺(台湾)
・おばさん:阿夷(大陸) / おばさん(←日本語 欧巴桑)(台湾)
・ソニー:索尼(大陸) / 新力(台湾)
・ナショナル(松下電器):松下電器(大陸) / 国際牌(台湾)
・インターネット:国際互連網・因特網(大陸) / 国際網路・Inernet(台湾)
・デジカメ:数碼相機(大陸) / 数位相機(台湾)
・カンボジア:柬埔塞(大陸) / 高棉(台湾)



と、挙げればまだまだあります。
また、字は同じやけど、発音や声調が違うものがあります。

・法国(フランス):fa3 guo2(大陸) fa4 guo2(台湾)
※「方法」とかで発音する時は同じくfa3です。
・期:qi1(大陸) / qi2(台湾)
・寂莫(寂しい):ji4 mo4(大陸) / ji2 mo4(台湾)
・[土立][土及](ゴミ):la1 ji1(大陸) / le4 se4(台湾)
・先生(~さん):xian1 sheng(大陸) / xian1 sheng1(台湾)
・過(~したことがある):guo(大陸) / guo4(台湾)
※台湾では、軽声というものはあまりありません



あと、「謝謝」の言い方も少し違います。
大陸やと「シエシエ!」となんかぶっきらぼうというか、気持ちが籠ってないような言い方なんですが、
台湾やと「シエシエ~~♪」みたいな、とてもチャーミングな言い方になります。
「~~♪」←これが重要です。
これは、ある程度中国語をかじってる人なら、
中国と台湾で聞き比べたら一発でわかりますよ。
個人的に、この「シエシエ~~♪」を聞かないと台湾に来た気分がしません(笑
また、「謝謝」と言われた時の「どういたしまして」は、
大陸:不用(謝)、没関係(上海)、不用客気etc...
台湾:不会

と違います。
大陸やと、「謝謝」と言うと「ぷーよん(不用)」って返ってきますが、
台湾やと「ぷーほぇ(不会)」と言います。
一度台湾に行くことがあったら、「謝謝」と言ってみて下さい。
「ぷ~ほぇ~」って返ってくるはずです。

台湾語は厳密に言うと、
上にも書いている通り福建省南部の方言(ビン南語)に属していて、
福建省南部の泉州・アモイ(廈門)方言、潮州語(広東省東部)、
雷州語(広東省雷州半島)、海南語(海南島)の遠縁にあたります。
その中でも泉州・アモイ方言にかなり近く、お互いの言葉で意思疎通ができます。
台湾語は泉州・アモイ方言のチャンポンって言ってもよく、
台湾語の語尾につく疑問助詞に「ベ(漢字はなし)」というのがありますが、
これはアモイ方言で、泉州方言では「ポェ」と言います。
台湾大学の前の本屋で売ってた台湾語研究の本に書いてあったんですが、
台北あたりは泉州から来た人が多いので泉州方言派が多く、
高雄あたりは逆にアモイ方言派が多いということです。
台湾語は意外に昔から研究されていて、戦前の台湾総督府も大掛かりな調査をし、
台湾語の辞典まで作っています。今でも売ってるんで、興味があればどうぞ。
3万円しますが、出来は今でも使えるくらいバッチリです。

台湾語を勉強したければ、できれば南の台南や高雄ですることをおすすめします。
なぜかと言うと、台北あたりは戦後に中国から来た外省人が多く、
彼らに台湾語はわからないんで、あまり使う機会はありません。
逆に台中より南になると台湾語帝国で、みんな台湾語を使っています。
彼らは「台湾人意識」がすごく強く、今はあるかどうかわかりませんが、
俺が台湾におった頃は「北京語お断りタクシー」ってのがありました。
それ故日本人にはメチャクチャ優しいですが、台湾語をしゃべるともっと仲良くしてくれ、勉強する環境としてはいいと思います。
俺も台北で台湾語をやっていましたが、先生しかしゃべる相手がいなくて、台中とかに「武者修行」に行ってたくらい、台北はそれほど台湾語人口はいないと思います。

また、台湾語の面白いところで、「これぞ台湾語!」と思わせるものが、
日本語がふんだんに入ってる
ということです。
台湾のラジオを聴いてると、
「あれ????」
と思うことがあります。よく聞いてみると、
「これ、日本語ちゃう?気のせいかな・・・」
となりますが、気のせいではありません。れっきとした日本語です。
戦前、台湾が日本やったのは台湾の歴史 戦前編で書きましたが、
その名残で今でも日常会話に日本語が使われたりしています。
台湾語に残ってる日本語は、大きく分けて2種類あり、

●日本語の発音がそのまま残ってるもの
・忘年会:ぼうねんかい
※台湾語には、「尾牙(ベエゲ)」という「忘年会」と同じ意味の言葉がありますが、
台湾では「忘年会」が主流です。
・年越し:としこし
・おばさん:おばさん(漢字で「欧巴桑」って書きますが、読みは「おばさん」)
・おじさん:おじさん(これは残念ながら死語になりつつあります)
・奥さん:おくさん(漢字で「欧客桑」と書くと思います)
・寿司:すし
・刺身:さしみ(「生魚片」って書きますが、発音はさしみ)
・オートバイ:オートバイ
・パン:パン(「面包」って書いて発音はパン)
・バス:バス
・おでん:おでん(「黒輪」って書きますが、台湾語で「おりぇん」と言います)
・味噌汁:みそしる(最近は「みそたん」(「たん」はスープという意味)と言います)
・おしぼり:おしぼり
・運ちゃん:(タクシーの)運ちゃん(日本語と違い、台湾では呼びかけにも使います)
・茶碗蒸し:ちゃわんむし
・気持ち:きもち
・あっさり:あっさり(日本人には「あさり」って聞こえます)
・畳:たたみ(漢字では「櫑櫑米」って書きます)
・一番:いちばん
(面白いことに、大陸でも「一級棒(いーちーばん)として使われつつあります)

●日本語の漢字が残ってるもの
・看板:(大陸では「告示板」)
・便所:(大陸では「厠所」「洗手間」)
・先生:(教師という意味で。大陸では「老師」)
・牛丼:(大陸では「牛肉飯」。吉野家の牛丼も同じです)
・弁当:(「便當」と書きますが、日本の弁当です)



などなど、俺が現地で確認したものだけでもこれだけあります。
あと、
「おはよう(ございます)」
「よろしくお願いします」

とかも何気に使われたりしています。
「日本時代」に日本人が遺した日本語以外にも、日本の文化・流行に敏感な台湾なこと、
数々の「新・日本語」が台湾に導入されたりします。

最近の台湾では、北京語に台湾語が混ざった
「台湾国語」
というものが、若い世代を中心に使われています。
大陸(中国)だけで中国語を勉強してきた人は、最近の台湾のラジオを聞いてもわからんと思います。
(テレビにはすべて字幕がつくんで問題はないでしょう)
ラジオでもふんだんに、そして容赦なく「台湾国語」が使われてるので、
すさまじい訛りな上に台湾語まで使われたら、北京で30年勉強してても大まかな内容すらわかりません。

また、台湾で使われる何気ない「日本語」は、

「の」

です。
中国語で「~の」に匹敵するのは、「的」なんですが、
台湾人はそれを「の」って書いたりします。
日本語の「の」とはちょっと違う感じなんですが、台湾人に聞いたら、
どうやら日本語らしいです。
香港、大陸でも見るようになりましたが、台湾では公文書に「の」が使われてることもあって、なかなか面白いです。
台湾におった頃、警察にビザ延長の書類を書くことになって、
学校に書類を書いてもらったんですが、
やっぱり「の」を使ってました。
「おいおい、ええんかいな?」
とは思ったんですが、別に没問題なんだそーな。

言葉でも、日本と大きなつながりがある台湾語、面白いですよ。
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テーマ:雑記
ジャンル:ブログ

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