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BEのぶ

  • Author:BEのぶ
  • 自称「ブログエッセイスト」ことBEのぶです。
    昭和史をライフワークにしていますが、平成ももうすぐ30年経ち、昭和が遠い過去になりつつあります。
    昭和も遺産・遺物を探れば立派な「考古学」となります。題して「昭和考古学」。ジャンルは遊郭・赤線跡から鉄道、そしてすっかり忘れ去られた歴史を掘る「昭和の考古学者」として、昭和の名残りを通して考察する旅を続けています。

    基本は標準語で書きますが、エッセイは大阪弁で書いていきます。

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■■■水の如し

中国の古典に、『荘子』という書物があります。
『荘子』にあまり馴染みがのーても、

大鵬

木鶏

無用の用

ちゅー、『荘子』から出た言葉はどっかで聞いたことがあるかもしれません。
(相撲の力士の「大鵬」も、『荘子』から取ったもんです)
たとえ話とかが多くて見てるとなかなかおもろいんやけど、
思想が突拍子すぎて理解不能な人も多いと思います、この書物は。
無為自然を説く『老荘思想』として、同じ古典の『老子』といっしょくたんにされることも多いけど、
世の中をしぶとく生きていく処世訓のような『老子』に比べたら、
『荘子』はまったく俗世間から飛躍してまうよーな世界になってまいます(笑
まあ、『老子』はそれはそれで書いとることが曖昧、逆説的表現が多すぎて理解不能なことも多いけど、
(逆説的表現は中国の古典によくあることやけど、『老子』は特に多い)
読めば読むほど味が出てきて非常におもろいですよ~。
かく言う俺も、昔『老子』を読んで「わけわからん!」と捨てにかかったことがあるけど、
最近『老子』的思想がごっつい肌に染みてきたよーな感じがしてきました。
* * *
で、『荘子』にはこんな言葉もあったりします。

「君子の交わりは淡きこと水の如し、
小人の交わりは甘きこと醴の如し」


意味は・・・そのままです(笑  え?わからん?
普通に翻訳したら、

「君子の交際は水のようにさらっとして淡々としているが、小人の交際は甘酒のように甘くてベタべタした関係である」

って感じなんやけど、この言葉の裏には、

「君子の交わりは(サラっとしてるが故に)その交際が長く続く。
小人の交わりは(ベタベタとしてるが故に)一時的には濃密のように見えても、長続きせず、破綻を招きやすいものだ」


ということも込められとります。
実生活を送るにゃ人間関係は避けて通られへん道、
これを避けたけりゃ、ネットはおろか電気もガスもあらへん山に篭って仙人になるしかない(笑
その人間関係の極意みたいな言葉がこれやと思うけど、
人間同士の関係に深く入り込みすぎたら、それが故に無用なトラブルを引き起こして破綻を招くことも多々あります。
人間関係、仲がええのは至って結構やけど、濃密になりすぎたらお互いの気を遣い過ぎて、お互いの顔色を伺いすぎて本音が言われへんよーになります。
こないなったら破綻への第一歩、せっかくの人間関係を壊すことにもなりかねへんし、
それは友人関係でも何でもない。
人間同士、ある程度の距離感を置いて「水の如く」付き合った方が、長い目で見たらよろしい、
と『荘子』の著者はもしかして自分の経験談で語っとるんかもしれませんな。

せやけど、人間ってその「中」に入っとったら意外に自分のことがわからんよーになるもんで、
「こいつ何を偉そうに」
って俺の日記を見て思う人もおるとは思うけど、
まずは古典に隠された色んな言葉をベースに自分自身、自分が属する組織などから一歩出てみて、
客観的に見てみたら今まで見えへんかったことまで見えてきます。
俺はよく、
「だから日本人は」
「日本はどうだのこうだの」

って言っては、
「お前も日本人やろーが(笑」
ってツッコミ食らうけど、この場合は日本人でありながら日本人ちゅー枠をはみ出して第三者として見てるわけで、
これは海外に住んで日本・日本人を長年客観的に見るチャンスがあった効果で、
日本に住んどったら意外に見えへんことがよく見えたりします。
人間も同じこと、この観点ってやつを今一度確認して、色んな角度で色んな物事を見てみるのもよろしいかと。
「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」(by孫子)
ちゅー言葉もあるやないですか~。
もっとも、この言葉の裏にゃ、「己を知るのは敵を知るより難しいで~」ちゅー意味もあったりするけどね。
古典を読んでみたらメチャクチャおもろいでっせ~、
「古典なんて古臭い」
と思うけど、人間って数千年基本的なとこは変わってへん、そういう意味じゃ人間って進化しとるよーで全然進化してへんし(笑

で、いつもの如く話が脱線しそうになりました(笑

「過ぎたるは及ばざるが如し」(by『論語』)
ちゅー、これまた有名な言葉もあるよーに、
何事も「過ぎ」は毒言うことを、自分に言い聞かせてみよーかなーと思ったりします。
そのためにゃ、まずは自分を客観的に見れる視野が必要、
せやけどこれが難しいんやな、まだまだ修行が足りん・・・(汗
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テーマ:雑記
ジャンル:ブログ

コメント

■ 

>三九郎松さん

水の性質は日本も中国も、色々なたとえで表現しとって、
せやけど言うとることは同じ、何か教えられることが多いんですやろな~。
2008/11/12 URL のぶ@大阪 #qDfdtOiE [編集] 

■ 水について

こんにちは、三九郎松です。

外篇(承前) 山木篇 第20 5
に書かれている孔子が子桑コ(雨冠の下が乎の字)に尋ねた際に孔子に対して答えられた文句ですね。

その他、田子方篇 第21 9
の内容も、中島敦が書いた小説の中に出てきています。

少し話題からずれるかも知れませんが、水に関して福井・永平寺に掲げられている文句だそうですが、
「水五訓」
一、自ら活動して他の動かしむるは水なり
一、常に己の進路を求めて止まざるは水なり
一、障害にあいて、激して努力を倍加するは水なり
一、自ら深くして、他の汚濁を洗い、清濁あわせ入るは水なり
一、洋々として大洋を充たし、発しては蒸気となり、雲となり、 雨となり、雪と変じ,あられと化し、擬しては玲瓏たる鏡となり、しかもその性を失わざるは水なり

も私の好きな文句の一つです。
2008/10/30 URL 三九郎松 #DBuxgMqg [編集] 

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