のぶログ (THE WEBLOG WITH OSAKA DIALECT)

大阪人の、大阪人による、大阪人のため・・・だけやないBlogでっせ。 愛車プリウスのこととか以前住んでた中国のこととか、色んなことを大阪弁トークでハイパーテンションで書いていきまっせ〜。

街の記憶

最近、ワシが毎日つことる鉄道路線の一部が高架になって、
駅も全部新しゅーなりました。
そこは『開かずの踏み切り』が多くて、地域の地獄の渋滞の原因になって、
待ちきれん人とか車が踏み切りをくぐって突入、
それで事故って電車が遅れて更に渋滞がひどーなる、ちゅースパイラルに嵌って、
全国版ワイドショーのネタになったこともあるけど、
これでもう渋滞地獄はのーなるやろうと思いま。

便利になったんはええんやけど、反面寂しいなーって思うこともおます。
その高架化された駅の一つに、ごっつい装飾がきれいな駅舎がありますねん。
ワシが毎日つことる路線は、今はJRやけど昔は私鉄やったとこで、
その駅はもちろん私鉄当時のまんま残っとる珍しい駅で、
何故か戦争でも焼け残った貴重な建物だす。
今の駅みたいに、機能性を重視しすぎて殺風景なもんやのーて、
ステンドグラスがあって七色の光が差し込んだり、駅舎は狭いのに天井を高くして広く見せたり、
何気に遊び心があったりして、
ホンマある意味ローカルな駅やのに、ごっつい凝った建物なんですわ。
創立当時の鉄道会社の気合を垣間見ることができると思いますわ。
そないなんに興味あらへん人は「フーン」で流すやろーけど、
洋風建築好きにとっちゃたまらんもんですわ。
せやけど、この駅舎も高架化されて用無しになって、じきに壊されると思いますわ。
保存運動も起こってへんみたいやし、なんかもったいないなーと。

ヨーロッパとかに行ったら、
「○○の生家」とか「□□の旧家」とか、数百年前の建物が平気で残っとったりしま。
そして、そこに当たり前のよーに人が平気で住んどる・・・。
某国に行った時に某歴史的有名人の生家があって、
その有名人が幼少の頃を過ごした部屋に、かわいい女の子が住んでて、
机に向かって地球儀のランプの下で勉強している姿を家の下から見て、
何でかわからへんけど涙が出てもーたことがおます。
建物の構造が全くちゃうっちゅーのもあるけど、
そういう古い建物を大切にする精神は尊敬に値しま。
日本は、どーも特に戦後から「古い=悪」ゆー考えが出てきたんか、
それとも古い記憶を消したいのか、
歴史的な生き証人とも言える建物をどんどん壊していっとります。
そこらへんの名もあらへん家から歴史の舞台になった建物まで、
がんがん壊していってはそこに無機質な新しいビルを建てる・・・。
古い町並み、何かを語ってくれるはずの建物がどんどん「リセット」されていくのは、
古い建物保存派のワシにとっちゃ残念な限りですわ。
街の記憶、気づいたら街自体が「記憶喪失」になりかねんかもしれまへんな。
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